「ホット ペッパ ピップペッパッピ~♪」とスーツ姿で歌いながら踊るオジサンのTV CMを、ここ何日か頻繁に目にしていないだろうか。HotPepper FooMoo(ホットペッパー フームー)のCMだ。この夏、真っ赤な背景で、アニメーションのスヌーピーたち扮するバンドメンバーと、ボーカリスト・木村カエラが出演して放映されていた、あのCMのパロディだ。一度聞くと頭から離れなくなるようなあのフレーズを、カエラではなくオジサンが歌っているCM。ところで、あのオジサンはいったい誰?
このパロディCMには「池浪さん編」、「田口さん編」、「菊池さん編」といくつかのバージョンがある。記者がTVで見たのは「池浪さん編」。ちょっとちぐはぐな踊りを披露するこの男性は、CMのバージョン名通り、池浪 玄八さんという俳優であった。
池浪 玄八さんは、1958年8月17日生まれの51歳。同じ年の前日にはマドンナが生まれ、やはり同じ年の8月29日にはマイケル・ジャクソンが生まれている。ドラマ・舞台・映画など幅広く活動しているようで、今年は「ザ・世界仰天ニュース」に出演したとのこと。これまで演じた役は、刑事、警官、部長、税務署員、官僚、教師など、ちょっとお堅いイメージの職業が多いようだ。そのイメージとCMでの歌・踊りとのギャップがいい味を出し、視聴者の目を引くのだろう。
また、池浪さんは居合道初段であり、あの踊りには抵抗はなかったのか少し心配になったが、特技は「コテコテのノリ突っ込み」ということで納得。他にも陸上競技、水泳、野球もするようで、運動神経は良さそうな感じがするのだが、するとあの不思議な踊りは演技なのかもしれない。
このCMは25日(一部エリアは22日)まで放映予定。ネットの掲示板には「カエラよりもいい」という意見もあるようだ。サイト「ホットペッパーのCM劇場」でも、カエラのものも含めて全バージョンを見ることができる。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)