元ジャイアンツの元木大介が「笑っていいとも!」に出演した。番組で球界の大先輩、坂東英二から言われたという「元気になる言葉」を公開した元木。共演者たちも思わず感動した坂東英二の意外な”思い”とは?
元木大介といえば、高校野球、プロ野球と常にスター選手だった。2005年に33歳の若さで現役を退いてからは、スポーツキャスター、タレントとして活躍していることはご存知のとおりだ。
最近では、クイズヘキサゴンでそのおバカぶりを発揮してバラエティタレントとしての人気も急上昇。
モッキーナという愛称もつき、他のバラエティ番組にも出演が増えている。
この日、「笑っていいとも!」に出演した元木は
「坂東英二に言われた、『アゲワード』」
を披露することになった。
『アゲワード』とは「元気になる言葉」という意味だ。
その坂東英二の一言というのは
「一緒にバカになれへんか?」
である。
これを聞いた共演者や観客は笑った。
坂東英二とくれば「ゆでたまご」のイメージがあり、
並みのお笑い芸人よりもタレントぶりを発揮している。
当然会場の誰もが、坂東が「一緒に漫才でもやれへんか?」と元木にもちかけたのだと想像した。
しかし、元木がその状況を話した時、事情は一変した。
日本のプロ野球界全体の元気が無くなっているといわれる昨今、
坂東英二が集まったプロ野球OBに対し、
「バラエティに出て、野球界を盛り上げていこう」
と呼びかけたというのだ。
スポーツニュースなどの番組が減り、近年引退したプロ野球選手たちが解説者として活躍できる場が徐々に狭まってきているのは事実だ。それは、野球の魅力を伝える機会が失われていくことを意味する。
そんな現状を打破するために、みんなで”バカ”になって今度はバラエティからプロ野球をアピールしていこうというのが坂東の考えである。
「ゆでたまご(タレント)に見えても」
「ものすごく、野球のことを考えているんですよ」
と元木は熱く語った。
このエピソードを聞いた共演者らは
「坂東さんもたまにはいいこと言うな」
と感心したのだった。
野球選手OBでバラエティに出る者も少なくないが坂東英二ほど成功している者はいない。
元木はしっかりその後継者として育っているようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)