バービーボーイズのボーカル杏子が「輝け!主婦バンドFOUR RIVERS スモーク・オン・ザ・ウォーター2009」に出演する。実際のバンドはお手の物だが、舞台となると勝手が違う杏子が思わずFMラジオ番組の中で悩みを打ち明けた。
舞台はアトリエ・ダンカンプロデュース公演 ハウス食品PRESENTS
「輝け!主婦バンドFOUR RIVERS スモーク・オン・ザ・ウォーター2009」である。
五十嵐貴久の原作「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」(双葉社刊)を元に舞台化したもので演出は菅野こうめいが行う。
ストーリーはそれぞれの生活に不満や悩みを持つ主婦5人がバンドを結成し、苦難の末に初ライブを迎える。そこで演奏するのが題名となっているディープパープルの名曲というわけだ。
主婦バンドは
ギター、リードヴォーカル:エド・はるみ
キーボード:杏子
ドラム:中澤裕子
ベース:秋野暢子
らが演じる。
厳密に言うと杏子の役は独身で主婦ではないらしい。
FM福岡「杏子のANTENA CAFE」で杏子が明かしたところによると、
エド・はるみと杏子はおさななじみの親友という設定で、エド・はるみは家庭を持つが杏子は独身のビジネスウーマンだ。
エド・はるみとご主人の前で独身の杏子が
「幸せねー、素敵なご主人がいて」
という台詞を言う場面。
演出家より「そこは、明るく言ってみようか」と指示があった。
杏子はめいっぱい元気に
「幸せねー・・・」と言ったのだが。
自分で「なんじゃそりゃ、魚屋か!」
と突っ込みたくなるような声になるとか。
また、酒井敏也の演じる男性と想いを寄せ合う関係にある。
酒井に色っぽくせまる場面でのこと。
杏子は「ねー、○○さーん」と目いっぱいセクシーに言った。
しかし、これも自分で言った後で
「オカマか!」
と感じたのだ。
「明るくやれば『魚屋』、セクシーにいけば『オカマ』。私はいったいどうすればいいの!?」
と役作りに苦悩する杏子だった。
役作りといえば、主婦バンドでキーボード担当の杏子は実はバービーボーイズでキーボードをやろうとして却下されたことがあるのだ。
今回はそのリベンジにキーボードの練習にも力がはいる。
公演はいよいよ11月7日からとなるが、杏子がセリフとキーボードをどこまで完成させたか見ものの一つである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)