キングオブコント2009はお笑いトリオ「東京03」が優勝した。
彼らが所属するプロダクション「人力舎」からはアンタッチャブルもM-12004で王者となっている。
この人力舎から最近メキメキ人気が出ているのがゆってぃ(とーどーゆーた)なのだ。彼は人力舎から二組もお笑いコンテストの王者が出たことに興奮してR-1での優勝を語った。
「人力舎」は1977年に設立され、当時から実力派のお笑い芸人を輩出しているプロダクションである。
例えば、東京乾電池(高田純次・柄本明・ベンガルなどもいた)、シティボーイズ(大竹まこと・きたろう・斉木しげる)、マギー司郎、竹中直人、中村ゆうじ、B21スペシャル(ヒロミ、ミスターちん、デビット伊東)・・・と今や芸能界の大物と呼ばれる者が人力舎に所属していたのだ。
今のお笑いブームの初期を盛り上げた芸人も多い。
アンジャッシュ、アンタッチャブル、ドランクドラゴン、おぎやはぎ・・・などがそうである。さらにキングオブコメディなど人気のある芸人が続く。
その人力舎で最近人気急上昇なのがゆってぃ(32歳)だ。
ジャニーズ系のアイドルキャラと年齢のギャップがネタの基本となるのだが中でも「ワカチコ、ワカチコ」というフレーズは会場の女性客が一緒に唱和するほど浸透してきた。
特に若い女性層に人気があるのだが、どことなく素人っぽさを残した芸風とスベってもめげずに笑顔でやりきる姿勢が支持されているようだ。
ゆってぃは1995年から活動しており、同期にはガレッジセール、
おぎやはぎ、北陽などがいる。
人力舎からは先輩のアンタッチャブルが2004年にM-1王者となり、今回後輩の東京03がキングオブコントの王者となったのだ。
現在のお笑い界の三大コンテストといえばM-1、キングオブコント、そしてR-1となる。
(S-1もあるが携帯電話による試聴なのでこれは別枠としよう。)
ゆってぃのブログにもコメントが寄せられた。
興奮気味のゆってぃはそれに答えた。
「次はお前の番的な事いっぱい書いてあったけど」
「残るはR-1って事になるわけか。よし!じゃ宣言するっきゃないな!」
とR-1に照準を合わせたのかと思いきや。
「R-1優勝を人力舎に持ち帰る役目は」
「人力舎ピン芸人を代表してワンワン正田に任せます!」
と後輩のワンワン正田に振ってしまった。
しかし、ワンワン正田は最近時々名前を耳にするようになったとはいえまだ知名度は低い。
ゆってぃは優勝宣言には思わず無難なワンワン正田の名を出したが、実は来年のR-1を狙って密かに燃えているに違いないのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)