役者やダンサーとして活躍する森山未来がテレビ「笑っていいとも」に出演した。
テレフォンショッキングで淡々と暮らし振りを話す森山だったが、そのありえない生活には、司会のタモリも身を乗り出すほど興味を示したのだ。
森山未来(松田優作事務所)は2003年にドラマ「WATER BOYS」の出演から注目を浴び始めた。でも、ブレイクはやはり映画「世界の中心で、愛をさけぶ」ということになるだろう。
最近では映画「20世紀少年」の中で漫画家役として登場している。
全体に何を考えているか把握しにくい感じがあり、そこが魅力ともいえるだろう。
俳優としてはあの唐沢寿明が「今 気になっている、良いと思う若手俳優」にあげるほどの資質があるのだ。
9月22日放送の「笑っていいとも」に森山未来が登場した。
前日出演の板尾創路から友だちの輪が回ってきたのである。
板尾からのメッセージが「地デジの準備をするように」という内容であったことから、森山はその生活について語り出した。
「テレビが無いんですよね」
というのだ。俳優でテレビが無い生活も珍しい。いや、今の世の中、テレビが無い家庭はほとんど無いだろう。
テレビを見ないのではない。テレビを置いていないのだ。
さらに森山は言う
「携帯電話も持ってないんですよ」
と、これにはタモリも同調した。
「携帯は無いなら無いでいいんだよね。俺も、買ったの最近なんだよ」
タモリが携帯電話を使わないのは有名で、基本は自分がかける時にしか使わずに、普段は電源を切っていることも多いそうだ。
また、メアドを交換した数少ない者の一人に福山雅治がいるが、
「タモリさんにメールしても戻ってこないんですよね」
とぼやいていたことがあった。
タモリは周囲に公衆電話が少なくなったので便宜上やむなく携帯を購入したらしい。
森山はその公衆電話を愛用している。
「友だちと連絡とるときは携帯の番号をメモって、公衆電話からテレフォンカードで電話しますね」
これには、タモリも
「いまどき、テレフォンカード持ち歩く人いないでしょ」
と関心していた。
「テレフォンカードを使わないひとが多いので、それをもらって電話しています」
と森山は言う。
しかし事務所が困るので部屋に固定電話はあるそうだ。
「基本は留守電にしているので直接電話に出ることはないです」
とこれも変わっているが、人と話すのが嫌いという訳でもないらしい。
森山未来の持つミステリアスな魅力は日頃から培われているもののようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)