エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】桑田佳祐とクレヨンしんちゃん作家の意外な関係。

桑田佳祐はよくクレヨンしんちゃんの話題を口にする。息子さんがクレヨンしんちゃんを見ることから桑田自身も詳しいようなのだ。実はそれだけではなく、作者の臼井義人氏と意外な接点があったことを桑田佳祐自身がラジオで明かした。

桑田佳祐は12月にCDを発売して本格的にソロ活動を開始する。
それに伴いレギュラー番組「音楽寅さん」も最終回となった。その中で桑田が今年半年間の出来事を歌にするコーナーがあったのだが、マイケルジャクソンの死を惜しむ歌とあわせて『クレヨンしんちゃんもありがとう』と作者臼井義人さんについても歌ったのだ。

臼井義人(51)さんが今月登山中の事故で亡くなった時は、原作となる「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」が実写化された「BALLAD 名もなき恋の歌」が上映期間にあたる。

桑田佳祐(53)には息子さんが二人いるのだがクレヨンしんちゃんが好きでよく見ていたようだ。おそらく多忙な中でも息子たちとクレヨンしんちゃんを楽しんだ桑田にとって臼井さんの死は衝撃だったに違いない。
そんな桑田佳祐が9月26日放送のFMラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」の中で桑田家と臼井さんとの意外な接点を語った。

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」が上映された2002年春のことである。
奥さんの原由子と息子さんがこの「クレヨンしんちゃん ・・・」を見に行った時の話だ。

映画が終わり、館内のお客さんも感動でシーンと静まり返っていた。
すると原由子の前に座っていた中年のおじさんが立ち上がると
「よっ!最高っ!」
と言うと拍手をし始めた。
静かな館内に彼の言葉と拍手が響きわたった。

後でわかったがそのおじさんが臼井義人さんだったのだ。
このエピソードを語りながら桑田佳祐もさりげなく感動を表すそのしぐさが「粋」だねと感心していた。

クレヨンしんちゃんも初期は「子どもにもっとも見せたくない漫画」などと批判もされた時期が合ったが、辛抱強く連載を重ねたからこそ今の人気があるのだ。
それを成し得た臼井義人さんはやはり「熱い」ものを持っていたことを感じる。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)