世界陸上ベルリン大会が盛り上がっているが、ボルトをはじめ主役はやはり外人選手だ。
そんな時にかつて、世界陸上でメダルをとった為末大選手が8月に入り断食していたという情報が入った。
まだ現役で走りつづける為末選手だけにもしかして世界陸上に関係があるのだろうか?
為末大選手は2001年に世界陸上カナダ・エドモントン大会で400mハードルで銅メダルを獲得した。
これは日本人として初の陸上短距離競技でのメダル獲得となった。さらに彼はその後2005年にも世界陸上ヘルシンキ大会の400mハードルで再び銅メダルを獲得したのだ。
その為末選手が8月お盆の時期に断食していたことがわかった。
春の日本陸上大会を欠場した為末選手は、腰や膝に痛みを感じ、もはや手術で治る状態ではないといわれていた。
現役を継続する為にも自ら肉体改造をしていくというのだが、その方法のひとつが断食だということだ。
断食期間は8月7日(金)から15日(土)までの8日間にもおよんだ。
断食を終えて久しぶりに小さなマグロ漬け丼を食べながら為末選手は断食を振り返る。
「体への変化は膝の痛みが小さくなった事以外まだ実感が湧く所がそれほど無い」
ということだが、そもそも体の変化が無い事が凄いような気もするが。
また、断食によっていろいろと考えるきっかけになったともいう。
「人間は空腹だとそれを本当に欲しているか考え始める。」
人間は普段、空腹でなくとも「腹が減っただろう」と欲するように流されているというのだ。
やはり、陸上を極めた選手だけに思考も深い。
これから他のメニューに入る為末選手だが、肉体改造に成功して現役として目指すのはやはり世界陸上だろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)