連日メディアで大きく取り上げられている酒井法子容疑者の事件。しかし、まだ使用時期が判明していないにも関わらず、恣意的な内容や誘導する内容のもの、出所のはっきりしないウワサや伝聞のみで構成されているものが殆どだ。
平日午後に放送されている、読売テレビ放送制作の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』。ここでも先走りすぎたコメントが出されていた。
18日、同番組では「臨床心理士と元刑事が酒井法子容疑者の心の闇を斬る」と題し、臨床心理士や元刑事が登場して司会の宮根さんと酒井法子容疑者があの時どんな考えを持って行動をとったのか、という推測だけのコーナーを設けていた。
番組では、宮根さんの「社長はサポートしてあげて欲しいですよね。(酒井容疑者が)これから薬をぬかなきゃいけないわけですからね(それまでの流れで、このような意味合いに記者には聞こえた)」と、まだ薬物使用の証拠について発表されてもいないうちにこのような発言がされるなど既に暴走気味。その発言後にやたらとCMを連発してから始まったこのコーナー。臨床心理士により「(旦那である高相容疑者の逮捕現場での酒井容疑者の行動について)逃げない戦う、女優として力がある、その場をおさめてやれ、ごまかしてやれという、万能感に溢れた行動だったのではないかと思われます」「刑を軽くする、イメージ低下を防ぐために少しのところでもやってやろう、といったしぶとさ、したたかさはまだ発揮していると思います」と、これまたえらい言われよう。
清純派アイドルとして人気が高かっただけに、今回のギャップについてセンセーショナルに騒ぎ立てるメディアが多く、真実は何処へという感が否めない今回の事件。
まずは、18日に明らかになるという毛髪鑑定の結果を待ってから、薬物を抜くだのしたたかだの、という発言をしたほうがいいのでは?と首を傾げた記者なのである。
(TechinsightJapan編集部 北島要子)