第19代「うたのおねえさん」はいだしょうこ(歌手・タレント)がテレビ番組「うたばん」(TBS)に出演した。独特のトークで共演のお笑い芸人を尻目に番組を一番盛り上げたのは、なんと彼女だったのだ。そんな、芸人を上回るはいだしょうこのボケは本当に天然なのか?計算なのか?
8月2日(日)放送のテレビ番組「うたばん」(TBS)にゲスト出演したはいだしょうこは、共演のお笑い芸人、ハイキングウォーキング、ザブングルらを凌ぐボケを連発して盛り上げていた。
宝塚時代の思い出で、先輩に「顔が生意気」だと指摘されて自ら工夫したことは「眉間にしわを寄せることだった」と言い、変顔を披露して「それの方が生意気に見える」と司会の中居正広から突っ込まれていた。
特にウケたのがクイズコーナーでの言動だった。「アハ体験」のクイズで農村の田園と農家の絵の変化を当てる問題が出た時のことだ。「農家の1軒が消えてしまう」という回答の絵を見せられて、周囲は「なんだ、そうだったのか・・・」と感心する中で、はいだしょうこは違っていた。石橋貴明に真剣に「農家なんて消えていませんよね」と訴えていたのだ。
このように、想像もできないような言動で周囲を唖然とさせるはいだしょうこだが、彼女のあのボケは天然なのか、それとも計算なのか?
実はその件について彼女自身が語っているのだ。
彼女のブログでこの日のうたばんの収録について、
「全力で頑張ったものの・・・緊張と、焦りとで、全然だめでしたね・・・」
「応援して下さってるみなさん。ガッカリさせてしまったら、ごめんなさい」
と、語っている。
つまりいたって真剣なのである。
天然キャラのタレントも増えてきたが、はいだしょうこのキャラはまた違った面白さがある。宝塚、うたのおねえさん、という経験がそれを可能にしているのかもしれない。
ブログでは
「そして、いつでも素直で、自然でいたいと思っています」
と締めくくられている。
誰でも簡単にはなれないキャラクターなのだから、いつまでも大切にして欲しいと思う。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)