ICE trainと呼ばれるドイツの高速列車が、約350人の乗客を乗せての運行中に列車内で火災が発生するという事故が起こった。乗客らは途中下車し無事だった。

ベルリン-ケルンを運行中の高速列車内で火災が発生した。ドイツの国有鉄道のスポークスマンは、「20時45分頃に列車のエンジンから煙が発生した」と伝えている。また、消防隊員によると、炎が列車の換気グリルから見えていたと言う。列車内には約350人の乗客が乗っていたが、途中の駅で下車し、怪我人はなかったという。

火を消し止めるのに、消防隊員は2時間を要した。また、鎮火するのに使用されたのは、列車の電気系統を保護する為に水では無く科学物質が使用された。鎮火された列車は、修理の為に輸送される前に、列車の熱が冷めるまでそのままの状態で暫くの間放置されたという。

乗客らは、目的地のケルンまで別の電車で移動し、特に大きな混乱などはなかった。
（TechinsightJapan編集部　新谷友海）