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米フロリダ州に住む52歳男性の脳のCT検査の画像。医師はサナダムシの一種「有鉤条虫」の幼虫(嚢虫)が寄生し、脳の両半球が腫れ複数の嚢胞があることを発見した(『NDTV 「US Man Goes To Hospital With Migraines, Doctors Find Tapeworm In His Brain」(Image credit: American Journal of Case Reports)』より)
感染症専門家らは有鉤条虫の幼虫が脳内に達した病態である「神経嚢虫症」との診断を下した。男性が病院を訪れる前の4か月間は片頭痛が特に酷くなったという(『New York Post 「Florida man complains of migraines ― docs find tapeworm in his brain from eating undercooked bacon」』より)
医師は「自家感染によるもの」と明記し、男性がまず有鉤条虫に感染し、自分で排泄した虫卵が生焼けのベーコンに付着。そのまま経口摂取されたことで嚢虫症を引き起こした可能性を示唆した(『NDTV 「US Man Goes To Hospital With Migraines, Doctors Find Tapeworm In His Brain」(Image credit: American Journal of Case Reports)』より)
医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』で2019年3月、インドの18歳少年が神経嚢虫症により死亡したケースが報告される。少年の大脳皮質(右)と脳幹・小脳には多数の嚢胞が見られた(『The New England Journal of Medicine 「Disseminated Cysticercosis」』より)
ベトナム料理で「血のスープ」または「生血プリン」などと呼ばれる“ティエットカイン”。これを月1回食べていた女性が2023年1月、激しい頭痛に襲われた。そして病院で検査し、寄生虫に感染していることが明らかになった(『Zing 「Sán làm tổ trên não vì thích ăn tiết canh giải nhiệt」(Ảnh: Liputan6)』より)
オーストラリアの病院で2022年6月、患者の脳から生きた寄生虫が摘出された。しかも寄生虫はウネウネと動き、生きている状態だった(『New York Post 「Worm discovered living in woman’s brain in world’s first case: ‘It’s alive!’」(CDC)』より)
2019年7月、中国広東省在住の59歳の男性の脳から約10センチの寄生虫が摘出された。男性は30年にわたり、片頭痛やめまいに悩まされていたという(『AsiaOne 「Worm lived in Chinese man’s brain for 30 years, causing headaches and seizures」(PHOTO:Pearvideo)』より)