10月28日の夜、ナイアガラの滝の展望台から33歳の母親が身を投げた。母親は生後5か月の娘と9歳の息子を連れて、安全柵を乗り越えており、3人の生存は絶望的と見られている。米ニュースメディア『New York Post』などが報じた。
先月28日午後9時頃、アメリカ側のナイアガラの滝「アメリカ滝」と「ブライダル・ベール滝」の間に位置するルナ島の展望台から、キアンティ・ミーンズさん(Chianti Means、33)が飛び降りた。
キアンティさんは安全柵を乗り越え、一緒だったローマン・ロスマン君(Roman Rossman、9)とメッカ・ミーンズちゃん(Mecca Means、生後5か月)も、落差約60メートル(200フィート)の滝の中へと消えたという。
通報を受けて、ニューヨーク州公園警察や州警察、犯罪捜査局が現場に駆けつけ、対応にあたった。州警察は10月30日、「捜査の結果、この一件は事実上、意図的であると判断した。ただし、この件の調査は継続中である。捜索・救助活動は行われたものの、3人はまだ発見されていない」と報告した。
親子はナイアガラフォールズ市民で、ビジネス特化型SNS「LinkedIn(リンクトイン)」のプロフィールによれば、キアンティさんは家庭内暴力カウンセラーとして働き、ニューヨーク州バッファロー近郊にある大学を卒業していた。最近では、