インド中央部マディヤ・プラデーシュ州のある森の近くで今月20日、ピクニックをしていたグループをヒョウが襲い、3人が重軽傷を負った。ヒョウは、なぜ人間を襲ったのか。襲撃の様子を捉えた動画とともに、インドのニュースメディア『Times of India』などが報じた。
20日の夕方、マディヤ・プラデーシュ州シャードル地区の森の近くで、1頭のヒョウがピクニック中のグループを襲う事故が発生した。
現場では当時、50~60人がピクニックを楽しんでおり、茂みにヒョウが潜んでいるのを発見するとちょっとした騒ぎになった。
当時の様子を捉えた約30秒の動画では、ヒョウを見つけたグループがかなり興奮し、ヒョウに向かってなにやら叫んでいるのが分かる。また「ここに来い! ここに来いよ!」を意味する「アジャ、アジャ(Aa jaa, aa jaa)」を繰り返す声も聞こえ、ヒョウを挑発していたようだ。
そしてしばらくすると、それまでジッとしていたヒョウが突然、グループに向かって走り出し、カメラの撮影者はパニックに陥った。
襲撃時の映像はかなり乱れているが、少なくとも成人2人がヒョウに背中を向けて逃げ出しているのが見て取れ、