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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】サーカス公演中、体重200キロ超のクマが調教師を襲撃 観客席から悲鳴(露)<動画あり>

持っていたバトンを使い、噛みつかれないように必死に抵抗した。さらにセルゲイさんは、ドーナツを押し退けようとするが、体重200キロ超のドーナツはピクリとも動かない。

ドーナツはしばらく大人しい様子を見せ、じゃれているだけなのかと思われたが、その後、セルゲイさんに噛みついて激しく頭を振った。最終的に、フェンスの外側にいたスタッフがドーナツを小突くと、ようやくドーナツはセルゲイさんから離れた。

セルゲイさんの容体が心配されたが、奇跡的にケガはなかった。しかも、セルゲイさんはドーナツの興奮状態が落ち着くのを待ち、そのままパフォーマンスを続行して最後までやり終えたのだ。

一緒にパフォーマンスをしていたドーナツに襲われたセルゲイ・プリチニッチさん。幸いにもケガはなく、パフォーマンスを続行した(『New York Post 「Circus performance goes horribly wrong when triggered bear mauls trainer in front of terrified children: ‘Snapped’」(Bskgram/east2west news)』より)

モレッティ・サーカスの代表であるニキータ・ミハイロフさん(Nikita Mikhailov)は、「動物は何かが気に入らないと、いつもと違う行動を取り感情を表すことがあります。調教師であれば、誰でも理解していることです」と今回の件を説明し、冷静に対処したセルゲイさんを称賛した。

ドーナツがセルゲイさんを襲う瞬間を撮影した動画は、ネット上で拡散され、「自由を奪われてこんなことさせられているんだから、クマの行動は当然のこと」「可哀そうなクマ」「サーカスでの環境に耐えられなかったのかも」「だからサーカスで動物を見世物にすべきじゃないんだよ」など、サーカスのあり方について疑問の声が相次いだ。

ロシアの動物愛護運動家ユーリ・コレツキーさん(Yuri Koretskikh)は、「現代のサーカスは、動物の使用を禁止するという人道的な方向へと急速に進んでいる一方で、ロシアのサーカス団体は商業的な利益を守り、こうした流れに抵抗しています」と説明する。ユーリさんはロシア当局に対し、サーカスで動物を見世物にすることを禁止するように求めている。

なお、2021年にも露オリョール州で行われたサーカスで、クマが女性の調教師を襲う事故が発生した。こちらのケースでは、調教師が妊娠したことにクマが嫉妬したのではないかと推測されていた。

画像は『New York Post 「Circus performance goes horribly wrong when triggered bear mauls trainer in front of terrified children: ‘Snapped’」(Bskgram/east2west news)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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