アメリカに住む3児の母(35)が、2年弱で63キロ超(140ポンド)の減量に成功した。女性は食事療法と運動で見事な変身を遂げ、ビフォーアフターをSNSに投稿したところ、「まるで別人」「なんて美しいのだろう」といった声が多数寄せられている。英ニュースメディア『The Mirror』が伝えた。
米テキサス州ヒューストン在住のエリン・ドロトレフさん(Erin Drotleff、35)は2022年に3人目を出産後、身体的、精神的にもどん底の状態に陥った。肥満で常に「痩せたい」と思っていたエリンさんはその年、普通に歩いていて脚を負傷し、数か月間で体重が過去最高の139キロ(306ポンド)に達してしまった。
エリンさんは当時のことを、「娘の学校に車で向かい、駐車して教室まで歩いている間に筋断裂(肉離れ)を起こしたの。それで夫にはその後、『教室から車に戻ることができなくなった』とメールしたのよ」と明かし、こう続けた。
「他の親たちは私に手を振り、挨拶をして通り過ぎていったわ。でも私は廊下で涙をジッとこらえ、ハンドバッグから何かを取り出すふりをして何度も立ち止まったの。だって歩いているだけで怪我をするなんて恥ずかしいし、そんな状態になるまで太ってしまった自分が情けなくて仕方なかったから。」
そしてこの屈辱的な経験がきっかけとなり、エリンさんは「私は長い間、全ての痛みやトラウマを言いわけにして、自分を大切にしてこなかった。そしてしっかりと歩くことさえできなくなった」と猛省し、「45キロ超(100ポンド)痩せる」と決意を固め、夫にこう宣言した。
「私は痩せて、自分の人生を取り戻すわ!」
こうしてエリンさんは2022年12月、手術や薬に頼らない食事療法と運動にフォーカスし、SNSに減量の過程の投稿をスタートした。しかし減量は自分との闘いだったそうで、