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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】安楽死させたはずの愛犬が1年後に里親募集 元飼い主が「返して」と懇願(米)

ボーにそっくりで、ボーの以前の名前と同じ“アモス・ハート”という保護犬を見つけた。驚いた彼女は、すぐにボーの安楽死を依頼した「モンゴメリー郡アニマルサービス」に電話したところ、「施設の獣医による診断で神経系の病気が見つからなかったため、安楽死はしていない」との答えが返ってきた。

ボーは安楽死させられるほどの致命的な病気は患っていないと判明し、安楽死を免れることになった(『UNILAD 「Woman who had her puppy put down spots him alive a year later and wants him back」(Fox 5/YouTube)』より)

のちにボーは、施設から「ロストドッグ&キャットレスキュー基金」に返され、肝臓の病気を治療するために7000ドル(約110万円)かけた手術を受けた後、徐々に回復していったという。クリスティーさんは「手術費用を払うので、ボーを返してほしい」と懇願したが、「二度と戻ることはありません」と言われ、彼女がボーを捨てて死なせてしまったかのように非難されたそうだ。

この出来事は地元メディアが大きく取り上げたことで、クリスティーさんに同情の声が集まった。一方で「ロストドッグ&キャットレスキュー基金」は「真実が捻じ曲げられて伝えられている」と主張し、声明でこのように述べている。

「私たちは、安楽死のためにペットを施設に渡した元飼い主(クリスティーさん)に再び戻すことはありません。それが私たちの『譲渡可能なペットを安楽死から救う』という基本的な使命であるからです。元飼い主はペットを手放すという決断を下す前に、ありとあらゆる手段を検討し尽くしたとは思っています。」

「しかし、彼女が(安楽死に立ち会えない)市営のシェルターにペットを連れていった理由が私たちには理解できません。なぜなら私たちは、彼女に『安楽死に立ち会える獣医のところへ行くように』と伝えていたからです。」

「2023年3月、元飼い主は2人の獣医がアモス(ボー)について『生活の質に影響を与えている神経疾患を患っていると診断し、安楽死を検討している』と私たちに報告してきました。私たちは『安楽死の際にはそばについていてほしい』とアドバイスしました。私たちはペットが安らかに旅立つ時、飼い主がそばにいることの重要性を伝えたのです。」

「もし、彼女がやむを得ない理由でそばにいてあげられないというのであれば、私たちがアモスを引き取ると伝えました。その後、彼女からアモスについての連絡を受けることは一切ありませんでした。」

「ロストドッグ&キャットレスキュー基金」は、ボーが安楽死させられるほどの疾患を患ってはいないと「モンゴメリー郡アニマルサービス」から連絡を受け、ボーを再び保護したという。声明の中で「安楽死の際にはそばにいるように」と伝えたことと、「元飼い主(クリスティーさん)を非難したとの主張を否定する」と強調しており、クリスティーさんの主張と少し食い違いがあるようだ。

ボーは現在、健康面に問題がなくなったことで“アモス・ハート”という元の名前で里親を募っている。

画像は『UNILAD 「Woman who had her puppy put down spots him alive a year later and wants him back」(Fox 5/YouTube)』『Chrissy TikTok「I can’t believe today marks 1 year with you.」』『El Periódico Mediterráneo 「Una clínica veterinaria de Castellón salva la vida a un perro al que nadie quería operar」(JAVIER FLORES)』『New York Post 「United Airlines pilot adopts dog abandoned at San Francisco airport」(United Airlines)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

2023年1月、安楽死させるため米ノースカロライナ州の動物保護団体施設に連れてこられた18歳の犬。飼い主の足元にしがみついていたが、新たな飼い主に出会い19歳を迎えていた(『Chrissy TikTok「I can’t believe today marks 1 year with you.」』より)

スペインの動物クリニックで2023年5月、複数の獣医から安楽死を勧められたシベリアン・ハスキーに手術を行い、その命を救った。シベリアン・ハスキーは腫瘍で顔が2倍に腫れ上がっていた(『El Periódico Mediterráneo 「Una clínica veterinaria de Castellón salva la vida a un perro al que nadie quería operar」(JAVIER FLORES)』より)

米サンフランシスコ国際空港で2022年8月、中国からの旅行客が子犬を置き去りにした。子犬は安楽死の可能性もあったが、航空会社の並々ならぬ努力のおかげで入国許可が下り、あるパイロットに引き取られることになったという(『New York Post 「United Airlines pilot adopts dog abandoned at San Francisco airport」(United Airlines)』より)

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