米国の国鳥で肉食のハクトウワシは、大きいもので体重7キロ、翼長は2メートルにもなるという。そんなハクトウワシに我が子を襲われた母アザラシが、子を取り戻そうと勇敢に立ち向かう姿が今月中旬、カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバー島北東部ポート・マクニール沖合で撮影された。TikTokに投稿された映像を、動画プラットフォーム『Rumble』などが公開して話題になっている。
カナダのマニトバ州出身で、バンクーバー島北部にてトラベルナース(応援看護師)として働くアマンダさん(Amanda)は15日朝、隣人に誘われて船釣りに出かけた。そしてポート・マクニール沖合の小さな島まで来ると、水面から1メートルほどの岩場の上にハクトウワシが降り立つのを目撃し、思わずカメラを回したという。
当時の動画では、岩場から辺りを見回すハクトウワシと、その様子を斜め下の低い岩からうかがう成体のアザラシが見て取れ、しばらくするとハクトウワシが羽をバタバタさせて動き始める。
するとアマンダさんは、子アザラシがハクトウワシの鋭いかぎ爪に頭を押さえつけられ、岩場から体半分がぶら下がった状態でもがいていることに気付き、「オーマイガー。あれはアザラシの赤ちゃんかしら? あれは赤ちゃんだわ! なんてことなの」と呟いている。
子アザラシは必死に体をくねらせて抵抗しており、見かねた母アザラシは水中に潜り、我が子の真下に移動。水面から体を出すと、