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writer : ac

【海外発!Breaking News】悪臭がする腫瘍で殻に閉じこもった33歳男性、手術成功で「学校に行きたい」(米)<動画あり>

酷い貧血のため2度の輸血を受けたほどで、寝ていることが増えていた。また腫瘍から血や膿が毎日のように出るため、常に清潔にして首の周りにタオルなどを巻いて対応していた。それでも患部が感染や炎症を起こすと酷い悪臭を放つため、ジャクリーンさんは家にキャンドルを備蓄するようになったそうだ。

化膿性汗腺炎は通常、手術、抗菌薬の内服や抗菌薬軟膏、ステロイドなどでの治療が可能だが、アーリンさんは皮膚の炎症が広範囲なうえ、感染症を頻繁に起こしていたため治療が困難になったという。

そんなアーリンさんに救いの手を差し伸べたのが、頭頸部がんの専門家、ライアン・オズボーン医師(Dr. Ryan Osborne)で、大きな腫瘍をキレイに切除し、患部に腹部から取った皮膚と皮下組織を移植する手術を見事成功させた。貧血が酷いアーリンさんのために、手術前に輸血を行い万が一に備えたそうで、術後のアーリンさんは順調に回復している。

ジャクリーンさんによると、腫瘍から出るあまりの悪臭に耐えかねて、看護師の一人が手術中に失神するハプニングもあったそうだが、アーリンさんは術後、活力が増し、痛みやうつの症状も少しずつ改善しているという。また汗が出るようになったほか、慢性的な貧血も安定しているとのことで、それまで一度も見せたことがないような穏やかな表情でこう述べていた。

「手術は自分の人生を変えるもので、今は心からホッとしている。傷が完全に癒えたら、いろいろなことを始めたい。学校にも行きたいし仕事にも就きたいね。」

手術のビフォーアフター。アーリンさんは術後、活力が増し、痛みやうつの症状も少しずつ改善しているそうで、心なしか表情も穏やかだ(『The Sun 「‘I FELT LIKE A MONSTER’ Watch incredible transformation of man, 33, who lived with ‘giant smelly and leaky’ tumour that grew from ‘tiny pimple’」(Credit: TLC)』より)

一方でオズボーン医師も、アーリンさんの変化に気付いたようで、最後にこのように語った。

「後頭部の大きな腫瘍はアーリンから多くのものを奪った。彼の人格、そして魂でさえもね。でも手術後の彼は大きく変化し、よく食べ、正しい選択をし、体重も減り、視線を合わせることもできるようになった。彼は本来の自分に戻りつつあるんだよ。」

オズボーン医師は大きな腫瘍をキレイに切除し、患部に腹部から取った皮膚と皮下組織を移植する手術を見事成功させた(『The Sun 「‘I FELT LIKE A MONSTER’ Watch incredible transformation of man, 33, who lived with ‘giant smelly and leaky’ tumour that grew from ‘tiny pimple’」(Credit: TLC)』より)

そしてアーリンさんのビフォーアフターを見た人たちは、オズボーン医師の仕事ぶりや人柄を称えるとともに、「アーリンさんが笑顔でいるのを初めて見た。とても嬉しいよ」「これでやっと頭を上げられるようになったね!」「早い回復を願っている」「おめでとう」といった励ましの言葉を残している。

ちなみにオズボーン医師はアーリンさんの手術の前に、米アリゾナ州に住むティムさん(Tim、62)の顔のスイカ大の腫瘍の切除に成功しており、ティムさんは術後「人の目を気にすることなく外出し、食事や車の運転も普通にできるようになった」と満面の笑みを見せていた。

画像は『The Sun 「‘I FELT LIKE A MONSTER’ Watch incredible transformation of man, 33, who lived with ‘giant smelly and leaky’ tumour that grew from ‘tiny pimple’」(Credit: TLC)、「‘LIFE-CHANGING’ Incredible transformation as man, 51, has giant head tumour removed in intricate 10-hour operation」』『TLC Instagram「After 16 years, Tim is clean shaven and tumor-free!」「Alexandra’s tumor has been growing for over a decade」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

顔の右側に16年かけて成長したスイカ大の腫瘍があった米アリゾナ州に住む男性。手術で切除し「軽く楽になった」と語っていた(『TLC Instagram「After 16 years, Tim is clean shaven and tumor-free!」』より)

マントのような9キロの腫瘍を持つドイツの30歳の女性。アメリカで手術を受け、無事に成功し「普通の首になって本当に幸せ」と語っていた(『TLC Instagram「Alexandra’s tumor has been growing for over a decade」』より)

インド東部にある全インド医科大学のチームが今年5月、51歳の男性の頭にあった7キロの腫瘍を無事切除したことをSNSで報告。腫瘍は25年前に発生し、直近の7か月で急速に成長したという(『The Sun 「‘LIFE-CHANGING’ Incredible transformation as man, 51, has giant head tumour removed in intricate 10-hour operation」』より)

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