イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】ヘンリー王子がナイジェリアで「義理の家族」と呼んだ男性は詐欺師だった 米国から2度も国外追放

メーガン妃にはヨルバ語で「海の向こうの王族」を意味する「Adetokunbo」という名前を贈った。そして夫妻に向けて「あなた方が我々の仲間で、ホッとしました」と伝えた。

ナイジェリア訪問の最終日、アカンビ氏と対面したヘンリー王子。王子はアカンビ氏と固い握手を交わした(『Queen Of Iwo Kingdom Instagram「It was a great afternoon sit out with duke and duchess.」』より)

アカンビ氏は「ファンキーなキング」の異名で知られ、鮮やかな黄色のスーパーカー「マクラーレン」を所有している。

英メディア『Mail On Sunday』によると、アカンビ氏は前科のある詐欺師で、米国から2度も国外追放されたそうだ。

最初は1998年、航空機メーカー「ボーイング」から盗まれた24万7000ポンド(約4900万円)の小切手を現金化しようとして、ボストンで逮捕された。当時、アカンビ氏は“Joseph Pigott”という成功した実業家を装ったが、銀行の窓口係が不審に思い、警察に通報した。

さらに“Thomas Eyring”という偽名を使い、5万9000ポンド(約1170万円)の小切手を偽造した容疑でも逮捕された。

その後は15か月間投獄され、1999年4月にナイジェリアへ強制送還された。1500ポンド(約30万円)の罰金が科せられたが、支払い能力がないために免除されたという。

米国への再入国を禁止されたアカンビ氏だったが、2011年3月には国境を越えようと試みたことから再び逮捕された。アカンビ氏は妻と幼い息子を同行しており、「ニューヨークへ買い物に行く」と主張したそうだ。

しかし最長20年の実刑判決と19万7000ポンド(約4000万円)の罰金が科せられる可能性を知らされると、アカンビ氏は罪を認めた。最終的には国外追放となり、米国への入国は生涯禁止となった。

ヘンリー王子とメーガン妃がアカンビ氏と対面した時、この事実を知っていたかどうかは不明だ。しかしアカンビ氏が、米国に住む夫妻と“仲間”であることに感謝した理由には、このような背景があることも考えられる。

画像2、3枚目は『Queen Of Iwo Kingdom Instagram「It was a great afternoon sit out with duke and duchess.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

アカンビ氏の妻フィルダウスさんと並ぶメーガン妃。フィルダウスさんは投稿で「公爵夫妻との素晴らしい午後のひとときでした」と記した(『Queen Of Iwo Kingdom Instagram「It was a great afternoon sit out with duke and duchess.」』より)

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