ニカラグア南西部サンファンデルスルのビーチで今月19日、浅瀬で遊んでいた19歳の女性がスピード超過のボートにはねられて死亡した。当時の様子はカメラが捉えており、ニカラグアのニュースサイト『La Nueva Radio YA』などが悲劇の死を伝えている。
ボートとの衝突事故で亡くなったのは、ニカラグア中部マタガルパ県ムイムイ出身のジェニファー・タピア・ウービナさん(Jennifer Tapia Urbina、19)で、その日は家族や友人と一緒にレストラン「エル・ティモン」の前でくつろぎ、ビーチでのひとときを楽しんでいた。
事故の様子を捉えた動画では、ツアーボートが観光客を数人乗せたトーイングチューブを引っ張り、岸に向かってスピードを上げてくるのが見て取れる。
画面左側、腰ほどの深さの浅瀬で遊んでいた2人のうちの1人がジェニファーさんで、ボートはまるで2人を目指しているかのように進んでくる。
するとその直後、危険を察した男性が背後で「オーノー」と声をあげており、2人の直前まで迫ったボートはハンドルを切っているように見えるが、衝突は避けられなかった。
事故の衝撃はすさまじかったようで、ジェニファーさんは意識を失った状態で海から引き上げられ、砂の上で心肺蘇生が施された。そして地元の病院に搬送されたが、