オーストラリアで2021年夏、左側上半身が肥大し、パイナップルと同じくらいの大きさの腕を持つ女児が誕生した。娘の姿を初めて見た両親は衝撃を受けたものの、明るくどんなことにも前向きに挑戦する娘に奮い立たされ、日々「あなたはとても美しい」と言葉をかけ続けているという。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。
豪クイーンズランド州ブリスベンに住むジェシー・キャンベルちゃん(Jessi Campbell、2)は2021年8月28日、左胸から腕、手指にかけての部位がパイナップル大に肥大した状態で誕生した。
母アマラさん(Amara、34)は、妊娠19週の超音波検査で「胎児の腕に大きな腫瘤がある」と指摘されたそうで、医師は当時、大小様々なリンパの袋(嚢胞)が寄り集まってコブ状の塊になる「リンパ管奇形」と考えていたという。
ところが当時、アマラさんと夫ジョナサンさん(Jonathan、35)は、腕の腫瘤がどんなものなのか想像すらできず、誕生した娘を目にした時の衝撃は大きかった。
アマラさんは「娘は体重3430グラムで生まれたのに、左胸から腕、手指にかけての重さだけで約1キロあった」と明かし、当時のことをこのように振り返った。
「実は分娩中、私は3リットルも失血し、誕生から3日後にやっと娘と対面することができたの。でも娘は体の左側の肥大が思っていたより酷くて、本当にショックだった。それに皮膚は濃い紫で、『これは大変ことになった』と恐ろしくなったのよ。」
「それでも娘は、地元のメイター小児病院に10日間入院後、帰宅できたの。ただ用意していた子供服はどれも合わなくてね。服は特注しなければならなかったわ。」
なおジョナサンさんはジェシーちゃんが退院後、