ロシア極東カムチャツカ地方で今から数年前にドローンが撮影したシベリアン・ハスキーの映像が、最近になってSNSを騒がせている。動画はシベリアン・ハスキーが森の中でクマの家族と戯れる様子を捉えたもので、Instagramに投稿された動画は3日間の再生回数が2700万回を超えた。ネットメディア『LA.LV』などが伝えた。
カムチャツカ地方、ウスチカムチャツク(Ust’-Kamchatsk)の小さな村である日、狩猟用に飼育されていたシベリアン・ハスキー(以下、ハスキー)の子犬が行方不明になった。
人々は当時、「きっと犬はクマの餌になってしまったに違いない」と諦めていたが、それからしばらく経ってから、水産加工場の警備ドローンが捉えた映像でハスキーがクマの親子と一緒に生きていることが判明。人々を驚愕させた。
当時の動画では、大きな体の母グマが子グマ2頭を引き連れて森の中を歩いており、ハスキーが子グマの間を駆け抜けたり、ちょっかいを出したりしてまるで家族のように遊んでいるのが見て取れる。
3頭のクマはまるまると太っており、子グマといっても大きさはハスキーの倍以上ある。しかも犬を餌とみなすはずのクマがハスキーと一緒に遊んでいるだけでなく、子育て中で警戒心が強いはずの母グマがハスキーを受け入れている様子には生物学者も衝撃を受け、