クリーム色の長いパファーコートを羽織っていた。ロングヘアを下ろしてネイビーブルーのビーニーを被り、足にはファーが付いたブーツを履いていた。
夫妻は来年の大会に向けてトレーニングする競技者達と対面し、しばらく談話を楽しんだ。ヘンリー王子は障がい者アスリート用のチェアスキーのデモンストレーションに参加し、実際にスキーに挑戦した。
英メディア『Daily Mail Online』によると、王子はチェアスキーに座って出発する前に、「権利放棄証書(事故があっても相手は責任を負わないことの証明)にサインする必要があるかな?」とジョークを放ったという。
その後、周囲にいたグループが夫妻に向けて、英国歌「ゴッド・セイブ・ザ・キング(国王陛下万歳)」を合唱する場面もあった。ヘンリー王子と会話したスキーヤーは、「彼はとても親切でした」と話したそうだ。
ヘンリー王子は2014年、負傷軍人や退役軍人の回復をサポートするため「インヴィクタス・ゲーム」を設立した。
第7回目となる2025年のバンクーバーとウィスラー大会では、最大25か国から約550名の競技者がシッティングバレーボール、水泳、車いすバスケットボール、車いすラグビー、インドアローイングなどの競技に参加する。
また、スキーリゾート地での初開催となるため、アルペンスキーやノルディックスキー、スノーボード、スケルトン、バイアスロン、車いすカーリングのウィンタースポーツが初めて競技に加わることになる。
画像は『Invictus Games Foundation Instagram「The Invictus Games Foundation would like to wish our Patron,」「The IGF Executive Team and our Patron,」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)