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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】10歳で大学合格、かつて神童と呼ばれた28歳男性 無職で仕送りの今の生活に「幸せ」(中国)

北京に住宅を購入することは高額すぎて不可能だった。そのため両親は、賃貸で借りたアパートを「購入した」とジャンさんに偽って住まわせるしかなかった。このジャンさんの発言は世間のひんしゅくを買ったが、本人は両親についてこう主張していた。

「両親は僕を生んで、自分たちの夢を僕に押しつけたんだ。自分たちが叶えられなかったことを僕に達成してもらおうと望んでいる。両親は僕の人生の計画を立て、まるでその人生は僕が望んでいたものだと言い聞かせようとしたんだ。」

中国のニュースメディア『網易』によると、ジャンさんの父親はかつて中国人民大学に入学したものの、授業料が払えずに中退してしまった過去があるそうだ。そのためジャンさんに、幼い頃から新聞を読ませるなどの教育をしてきたという。一方でジャンさんは「大きな精神的プレッシャーから自ら命を断つことも考えた」と吐露している。

ジャンさんは博士号を取得したが、中学校で数学の教師をした後、寧夏回族自治区の寧夏師範学院で非常勤講師として働いていた。しかし彼は、社会で働くことの難しさから2021年8月に退職してしまった。現在は上海の家賃2200元(約4万5000円)のアパートに住んでおり、職に就くこともなく、友人たちと共同であるプロジェクトに取り組んでいるという。

そんなジャンさんの貯金は数千元(数万円)しか残っていないが、両親が2、3か月おきに1万元(約20万4000円)ほど仕送りしてくれるため、経済的な心配はしていないようで、ジャンさんはこう明かしている。

「今の暮らしは、前よりも全然いいよ。就職しても結局、経済的な自由は得られないし、それに今は少なくとも他人の顔色をうかがわなくて済むから。ただ、食べられて生きているだけで一生幸せなのに、やみくもに起業して努力することになったら簡単に自分を見失ってしまうことになる。」

現在28歳のジャンさんは仕事をしておらず、親からの仕送りで暮らしている(画像は『捜狐 2023年9月26日付「16岁读博的神童张炘炀,如今28岁还需要父母接济,家长们该警醒了」』のスクリーンショット)

神童と呼ばれたジャンさんの今の姿に、ネットユーザーからは「彼の両親の教育方針が良かったのか、悪かったのか、私たちが評価するのは難しい」といった声があがった。

「ただ食べられて生きているだけで一生幸せ」と語るジャンさん(画像は『捜狐 2023年9月26日付「16岁读博的神童张炘炀,如今28岁还需要父母接济,家长们该警醒了」』のスクリーンショット)

ちなみに中国のニュースメディア『網易』が、昨年9月にジャンさんについて紹介した記事にはこのように綴られていた。

「子供たちの人格や品性、心身の全ての面でバランスよく成長できるように配慮すること。これが、おそらく最良の教育と言えるのではないだろうか。」

画像は『捜狐 2023年9月26日付「16岁读博的神童张炘炀,如今28岁还需要父母接济,家长们该警醒了」』『Mirror 2020年12月11日付「‘Curse’ of UK’s biggest ever lottery winners from divorce to death and destitution」(Image: PA)』『Hasbulla Magomedov 2022年7月14日付Instagram「А ну дайте жару по сердцам」』『TVBS新聞網 2018年12月24日付「17歲高中生賣腎買iPhone 7年後下場不勝唏噓」(圖/翻攝自 鳳凰網)』『PEOPLE.com 2018年5月22日付「Parents Successfully Sue to Get Their 30-Year-Old Son to Move Out」(CNY Central News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

2002年、宝くじで約13億5800万円に当選した当時19歳の男性。散財し尽くして、2012年に財産のほとんどを失ってしまったという(画像は『Mirror 2020年12月11日付「‘Curse’ of UK’s biggest ever lottery winners from divorce to death and destitution」(Image: PA)』のスクリーンショット)

SNSによってわずか数年間に巨額を手にしたロシアの小人症の男性。2022年に「みんなはお金目当てで近づいてきて、金銭を要求してくるんだ」と吐露していた(画像は『Hasbulla Magomedov 2022年7月14日付Instagram「А ну дайте жару по сердцам」』のスクリーンショット)

2011年、iPhone 4を購入するために約35万2000円で自身の腎臓を一つ売った中国の17歳少年。しかしその後、腎機能が著しく低下し、寝たきりの生活を余儀なくされた(画像は『TVBS新聞網 2018年12月24日付「17歲高中生賣腎買iPhone 7年後下場不勝唏噓」(圖/翻攝自 鳳凰網)』のスクリーンショット)

米ニューヨーク州の30歳男性は2018年5月、裁判所に出廷。両親が自立しない息子に業を煮やし「家から出て行ってくれ!」と訴えていた(画像は『PEOPLE.com 2018年5月22日付「Parents Successfully Sue to Get Their 30-Year-Old Son to Move Out」(CNY Central News)』のスクリーンショット)

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