「髪は女の命」という言葉があるように、女性にとって髪の毛は美の象徴でもある。しかしブラジルの17歳の少女は、美しく長い髪を持っていたために、危うく命を失うところだった。少女はゴーカートに乗っていたところ髪の毛がエンジンに巻き込まれ、頭皮が剥ぎ取られてしまったという。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えている。
ブラジルのブラジリア連邦直轄区パラノアに暮らすエロイーザ・クリスティーナ・エリオドロさん(Heloisa Cristina Heliodoro、17)が現地時間10日、地元のゴーカート場で事故にあい、頭皮を失う大怪我をした。
エロイーザさんは当時、ボーイフレンドの誕生日のお祝いで、ゴーカート場「ブラジリア・カート(Brasília Kart)」を訪れていた。彼女はゴーカート場からの指示に従い、ヘルメットを被った上でゴーカートを運転していたという。
ところが走行中にエロイーザさんの腰まである長い髪がエンジンに巻き込まれ、頭皮が一気に剥ぎ取られてしまった。彼女の母親エリザベス・マリア・リベイロさん(Elizabeth Maria Ribeiro)によると、エロイーザさんは頭皮の80パーセントを失ってしまったそうだ。
すぐに救急隊に連絡を入れ到着を待っていたが、30分以上待たされて、その間もエロイーザさんの頭部からは絶え間なく出血があったという。ようやく到着した救急隊によってエロイーザさんは地元の「バーゼ病院(Hospital de Base)」に搬送されたが、翌11日に「アーザ・ノルテ地域病院(Asa Norte Regional Hospital)」に転院した。
エロイーザさんは今のところ命に別状はないものの、残念なことに剥がれた頭皮をうまく縫合することができなかった。エリザベスさんは、