海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】決済用QRコードが何者かによってすり替えられた飲食店、客の支払いが詐欺師の懐に(マレーシア)

昨今はスマートフォンによるキャッシュレス決済を導入している店舗が増えつつあるが、このほどマレーシアでQRコード決済による詐欺行為が発覚した。犯人は店のカウンターにある決済用のQRコードに、スタッフが気づかないうちに細工を施したようだ。マレーシアのニュースメディア『WORLD OF BUZZ』などが伝えている。

マレーシアのヌグリ・スンビラン州スレンバン在住のインズ・リンさん(Yingzz Lim)が11月26日、Facebookに投稿した内容が多くの人を驚かせた。投稿には、2枚の写真とともにインズさんがスレンバンにあるレストラン「Lucky Kitchen 阿洛小馆」で、食事後に支払いを済ませようとした時の経験が綴られていた。

インズさんは友人と同レストランを訪れ、食事代を支払うために店のカウンターにあった決済用のQRコードをスマートフォンで読み込んだ。マレーシアでは日本でお馴染みの「Suica」のような「Touch’n Go」という交通系のICカードが広く普及しており、スマートフォンにダウンロードしたアプリを使って店側に設置されたQRコードを読み込むことで、支払いを簡単に済ますことができる。

ところがインズさんが読み込んだスマートフォンの画面には、レストランの名前が反映されなかった。不審に思ったインズさんは、店のスタッフを呼んで「QRコードを読み込んでも店名が出てこない」と伝えた。

そしてスタッフが調べたところ、本来のQRコードの上に偽物のQRコードが貼り付けられていたという。スマートフォンで読み込むと“クウェイ・ヒン・ライ(Kway Hing Lai)”という男の名前が表示され、どうやら客が支払った飲食代は店側に送金されず、

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