ホテルでナイジェリアのボラ・ティヌブ大統領と対面した。
英メディア『Daily Mail Online』によれば、ティヌブ大統領が「お元気ですか」と尋ねると、国王は「とても元気です」と答え、「なんとか、かろうじてですが」と付け加えたという。
そして国王は、「最近、老齢の誕生日を迎えたばかりなんです。そのショックから、ようやく立ち直っているところですよ」とジョークを述べたそうだ。
チャールズ国王は11月14日に75歳の誕生日を迎えたが、当日は公務で多忙な一日を過ごした。夕刻にはウィリアム皇太子夫妻をはじめとする王室メンバーがクラレンス・ハウスに集まり、プライベートな誕生会で祝福した。国王は米国に住むヘンリー王子夫妻と電話で話し、アーチー王子とリリベット王女によるビデオメッセージを受け取ったと報じられた。
今回、国王はティヌブ大統領との30分間におよぶ2国間会談を行い、2日間にわたるドバイ訪問をスタートした。COP28サミットに先立ちドバイのホテルで会談した2人は、エネルギーや環境、英連邦国の状況などについて話し合った。
またこの日、国王はスコットランドのエディンバラに本部があるヘリオット・ワット大学のドバイ・キャンパスを訪れ、英連邦各国から集まった学生や卒業生と交流したほか、起業家達からグリーンテックや持続可能なイノベーションについて話を聞いた。
この後には、チャールズ皇太子時代の2020年に設立した循環型共生経済への取り組み「サーキュラー・バイオエコノミー・アライアンス(CBA)」と英連邦長官の共同による「コモンウェルスとネイチャーのレセプション」が開催された。
レセプションでは、国王が世界各国や英連邦国の少数民族のリーダー達と対面し、気候や自然の危機に対処するために科学的・伝統的な知識を活用する話に耳を傾けた。
画像は『Asiwaju Bola Ahmed Tinubu GCFR 2023年11月30日付Instagram「I had a productive meeting with His Majesty,」』『The Royal Family 2023年11月30日付Instagram「Everyone has a role to play in tackling the most complex environmental challenges facing our world.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)