英TalkTVのトーク番組『ピアース・モーガン・アンセンサード(Piers Morgan Uncensored)』の生放送中、司会者ピアース・モーガンが2人の人物の名前を暴露したのだ。
モーガンは視聴者に向けて「私は今から、この本のオランダ語版に名前が挙げられている、2人の王族の名前を教えます」と言い、このように続けた。
「率直に言おう。オランダの人々はふらりと本屋に立ち寄り、この本を手にした時にこれらの名前を目にすることができるのです。それなら、実際に王室に税金を支払っているイギリス国民のみなさんには、知る権利があるだろう。」
「そうすれば、この茶番劇全体についてもっとオープンな議論ができるようになる。私は、王族の誰かが人種差別的な発言をしたとは信じない。実際の証拠が出るまで、決して信じることはない。」
そして、「私達は今、彼らがこのような発言をしたことがあったのか、どのような背景だったのか、そして人種差別的な意図があったのか、などを明らかにするプロセスを開始することができる」と言うと、「私が述べたように、そういうこと(人種差別発言)があったとは信じていない」と再び強調した。
その後、「この本で名前が挙げられた王族は」と言うと、「国王チャールズ。そしてキャサリン、ウェールズ公妃です」と明言した。
モーガンの今回の発言に対し、英王室は法的措置も含めて「あらゆる選択肢を検討している」ようだと英メディア『The Mirror』は伝えている。
英王室伝記作家のアンジェラ・レヴィン氏は、『Daily Mail Online』の取材に対し「これは間違ったことです、ある意味、ヘンリーとメーガンによる王室を汚す行為の手助けをしているのですから。王族を罰し、恥をかかせているのです」とモーガンを非難した。
英王室コメンテーターのリチャード・フィッツウィリアムズ氏は、モーガンに対し「彼らの名前を出すべきでなかった」と語り、「今回の状況は極めて深刻だ」と述べると、モーガンの暴露を痛烈に批判した。
「突如として国民の注目を集め、このような形で自分自身を前進させることは、まったく恥ずべきことだと思う。売名のためなら手段を選ばない人物がいることを物語っている。」
“If Dutch people walking into a book shop can see these names then you, the British people are entitled to know, too."
Piers Morgan decides to name the two members of the Royal Family accused of racism in pulled copies of Omid Scobie's book 👇@piersmorgan | @TalkTV | #PMU pic.twitter.com/CkmMRLYaKO
— Piers Morgan Uncensored (@PiersUncensored) November 29, 2023
画像は『Piers Morgan 2023年5月6日付Instagram「Not a bad view!」』『Piers Morgan Uncensored 2023年11月29日付X「“If Dutch people walking into a book shop can see these names then you, the British people are entitled to know, too.”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)