12月21日、米フロリダ州に住む祖母を訪ねるため、初めてひとりで飛行機に乗った6歳男児が、航空会社のミスにより別の便に乗せられるアクシデントが起きた。ペンシルバニア州フィラデルフィア国際空港を出発した男児は当初、祖母の待つサウスウェストフロリダ国際空港に向かうはずだったが、実際には目的地から200マイル(約322キロ)以上離れたオーランド国際空港に到着したという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
米フロリダ州で暮らすマリア・ラモスさん(Maria Ramos)は今月21日、サウスウェストフロリダ国際空港に到着する孫のキャスパー君(Casper、6)を待っていた。
その日、スピリット航空機でペンシルバニア州フィラデルフィア国際空港を出発したキャスパー君は、初めてひとりで飛行機に乗り祖母のもとに向かうはずだったが、航空会社のミスにより目的地から200マイル(約322キロ)以上離れたオーランド国際空港に到着してしまった。
マリアさんは当時の状況についてこう振り返った。
「空港でキャスパーに会えることを楽しみに待っていましたが、彼の姿が見当たらなくて…。スタッフに確認したところ『飛行機に乗り遅れたようだ』と告げられたのです。でもそんなはずはありません。だって私はチェックインタグを持っていたのですから。キャスパーは間違いなく搭乗手続きを終えていたのです。私は機内に駆け込み、客室乗務員に『私の孫はどこですか? 彼はフィラデルフィアであなたに引き渡されましたか?』と尋ねましたが、彼女は『いいえ、子供は一緒ではありませんでした』と言いました。その言葉を聞いて恐ろしくなり、胃がぎゅっと締めつけられて心臓がバクバクして…血の気が引く思いをしました。その後、キャスパーから『飛行機を降りたけど、どこにいるの?』と電話があって、彼が別の便に搭乗していたことが分かったのです。」
スピリット航空ではアメリカ国内の直行便に限り5歳から14歳までの子供が同伴者なしで搭乗することを許可しているが、その日はホリデーシーズンの旅行ラッシュの影響もあり、