イギリス在住のあるカップルが今年10月、5年間の交際を経て結婚式を挙げた。新婦となった女性は生まれつき難病を抱えており、数年前からは車椅子での生活を余儀なくされていた。しかし女性は挙式当日、自分の足でバージンロードを歩くことを決めた。その様子をFacebookで公開したところ大きな反響を呼び、「素晴らしい新婦」「感動的なシーン」などの温かいコメントが多数届いている。イギリスの公共放送『BBC』などが伝えた。
英ヨークシャー州イーストライディングで暮らすキャリー・レッドヘッドさん(Carrie Redhead、27)と夫のジョエルさん(Joel、29)は今年10月、18世紀に建てられたレンガ造りの牧舎を活用した式場で結婚式を挙げた。
キャリーさんは生まれつき「腸リンパ菅拡張症(ワルドマン病)」という腸内の脂肪やタンパク質の吸収不良が起きる稀な疾患を抱えており、2年前からは症状の悪化に伴い車椅子での生活を余儀なくされていた。しかし挙式当日、彼女は自分の足でバージンロードを歩くことを決意した。
「同じような状況に直面している人々を勇気づけ、力になりたい。」
そう語ったキャリーさんは後日、感動的な挙式シーンをFacebookで公開したところ、大きな反響を呼んだ。
動画では、歌手シャナイア・トゥエインの『You’re Still the One』が流れる中、キャリーさんは家族の助けを借りながらゆっくりと車椅子から立ち上がり、よろめきながらも一歩ずつ確実にバージンロードを進んでいく様子が映し出されている。
会場はキャリーさんとジョエルさんの家族や友人たちで埋め尽くされ、