ホース・ガーズ・パレードへ向かい、チャールズ国王夫妻による歓迎式典に参加した。
チャールズ国王はブルーのネクタイにネイビーブルーのコートを着用しており、カミラ王妃はネイビーブルーのミディドレスに同色のコートを合わせ、襟にはメアリー王妃が所有したブローチを着けている。そして「フィリップ・トレイシー(Philip Treacy)」による羽根を飾った帽子を被り、黒い手袋とブーツを合わせていた。
伝統的な儀式では、近衛歩兵のスコッツガーズF中隊による儀仗隊が敬礼し、チャールズ国王と尹大統領が軍隊を視察した。スコッツガーズの隊員達は最近、韓国に派遣され、部隊の訓練を行ったばかりだ。
セレモニーが終わると一行は馬車に乗り、ザ・マルの大通りを行進してバッキンガム宮殿に向かった。
チャールズ国王と尹大統領はアイリッシュ・ステート・コーチに、カミラ王妃と金夫人はオーストラリアン・ステート・コーチに同乗した。
その後ろには、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政相を乗せたスコティッシュ・ステート・コーチが続いた。
馬車がバッキンガム宮殿のグランドエントランスに到着すると、英国と韓国の国歌が流され、チャールズ国王夫妻とウィリアム皇太子夫妻、尹大統領夫妻を含む韓国からの国賓が、ウェルシュガーズ連隊第1大隊の儀仗兵から歓迎を受けた。
その後、王室メンバーと国賓が宮殿内でプライベートな昼食会を楽しんだ後、尹大統領夫妻は宮殿内のピクチャー・ギャラリーでロイヤル・コレクションの展示物を見学した。
午後には、尹大統領がウェストミンスター宮殿のロイヤルギャラリーで上院(貴族院)と下院(庶民院)の両院議員を前に演説し、その後はグロスター公爵とともに朝鮮戦争記念碑に花輪を捧げた。
そして夕刻にはバッキンガム宮殿に170名の招待客が集まり、尹大統領夫妻を歓迎するステート・バンケット(国賓歓迎晩餐会)が開催された。
画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年11月21日付Instagram「A pleasure to welcome President @sukyeol.yoon of the Republic of Korea and First Lady Kim Keon-hee to the UK」』『The Royal Family 2023年11月21日付Instagram「The President and First Lady of the Republic of Korea have been welcomed to the United Kingdom by The King and Queen,」「Following a private lunch at Buckingham Palace,」「The Duke of Gloucester has accompanied The President and First Lady of the Republic of Korea,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)