道路の反対側に停車していた車の陰に身を隠し、男性に追い詰められると去っていった。
一方でハクスリーくんはというと、隙を見てキックボードで走り去っていき、ジープに乗っていた女性が何やら声をかけていた。
なおハクスリーくんの母ブリトニーさん(Britney)は、「息子が帰宅すると『ママ、クマが僕の顔から約60センチ(2フィート)のところまで迫ってきたんだ』と話してきたの」と明かしており、近所の住民が当時の動画を送ってきたことで初めて、息子の話の意味を理解したという。
さらにブリトニーさんは、「息子には『もし一人でいる時にクマと遭遇したら、落ち着いて行動するように』と言ってあるの。あの状況だったら、大人だってパニックに陥っていたかもしれないし、走って逃げていたかもしれないし、誰もがみんなクマへの対処法を知っているわけではないでしょう。だから息子が今回、冷静に対応したことをとても誇りに思っているの。それにクマを追い払った“ヒーロー”の男性にも心から感謝しているわ」と笑顔を見せている。
専門家によると、クマと外で遭遇した場合は落ち着き、手を広げるなどして自分を大きく見せることは非常に重要だそうで、「今回の2人の対応は完璧だった」と述べている。
そしてこのニュースには、次のようなコメントが寄せられた。
「男児も、ジープの男性も、的確な行動を取ったことが幸いした。あの大きさのクマに一発殴られただけでも(人間は)相当なダメージを被るからね。」
「男児も、男性も、女性も、それぞれがあの状況で最善と思われる行動を取っている。きっとクマがよく出没する場所なんだろうね。」
「男児は『クマに遭遇したら走ってはいけない』と教えられていたのだろう。立派だよ。」
「運もあったのだろう。何事もなくて本当に良かった。」
「男児は実は怖くて動けなかったのかもしれないね。でもそれがかえって吉と出た。」
「太ったアメリカクロクマで良かったよ。あれが痩せたヒグマだったら違った結果になっていたかも。」
「もし私だったら、走って逃げていたでしょうね。男児は勇敢だったわ。それにクマを追い払った男性もヒーローね!」
ちなみに2020年には、メキシコの自然公園をハイキング中の女性3人がクマと遭遇し、始終冷静に対応したことで話題となった。クマは至近距離で臭いを嗅ぐなどしていたが、女性たちは無事だった。
画像は『Inside Edition 2023年10月22日公開 YouTube「7-Year-Old Encounters Massive Bear While Riding Scooter」』のサムネイル、『CTV News Vancouver 2023年10月24日付「Video shows bear approaching child in Port Coquitlam, B.C., before being scared off」』『Alex Trysthän 2020年7月19日付X「Oso: Si salimos bien la selfie???」』『KTLA 2021年6月1日付「Video shows 17-year-old San Gabriel Valley girl shoving away bear to save her dogs」(Instagram / Bakedlikepie)』『David Oppenheimer 2023年4月11日付Facebook「Chillaxing at the end of the day, didn’t expect to make eye contact so close.」』『USA TODAY 2023年8月13日付Facebook「A 4-year-old boy’s dog protected him from a bear roaming in his backyard.」』『The Daily Star 2022年8月14日付「Hero dad saves ‘small’ dog’s life by scaring off bear with ingenious method」(Image: CBS NEWS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)