大好きな飼い主の女性がある日、がんで頭を剃ってしまったのを見た犬の“ソーラ”は当初、驚いて戸惑った。しかしその後、まるでつらい病気と闘っていることを悟ったかのように優しく女性を抱きしめた。「ソーラの優しいハグこそ、私の病気の治療薬」と語る女性と、女性が好きでたまらないソーラの心の交流を、動物専門ネットメディア『The Dodo』が伝えている。
韓国在住と思われるユン・ジェイさん(Yun J)は今から約5年前、生まれたばかりの子犬“ソーラ(Sola)”を自宅に迎えた。
それからというものいつも一緒だったユンさんとソーラは、お互いになくてはならない存在になり、ユンさんは3年前にはソーラのInstagramを、昨年にはYouTubeチャンネル「From SOLA」を立ち上げ、ソーラの視点から見た動画の投稿を続けてきた。
そんなユンさんが昨年11月、YouTubeに「私の犬は、私ががんになったことと、抗がん剤で髪を失ったことに反応する」と言葉を添えて1本の動画を投稿したところ、これまでの再生回数が560万回を超えた。
実はユンさん、コロナ禍後に乳がんであることが分かり、リンパ節に転移したことから手術を受け、抗がん剤や放射線治療に耐えてきた。ところが髪が抜け始めたことで頭を剃り、美しい黒髪を失ったのだった。
そして丸坊主のユンさんをソーラが初めて見た瞬間を捉えたのが、YouTubeで反響を呼んだ動画だった。
動画では、ユンさんが帽子を被りパジャマを着た姿でベッドの上に座っており、