1歳1か月の時に身体の58%に火傷を負い、医師に「一生髪が生えることはない」と告げられた娘のために母は6年間髪を切らず、地毛でカスタムメイドのかつらを作った。そして今月、9歳の誕生日を迎える娘に母がかつらを手渡すと、娘の頬に涙がこぼれた。心温まるニュースを米ウェブサイト『Yahoo Life』などが伝えている。
米ノースカロライナ州マウントホリーに住むエミリー・ヒントンちゃん(Emily Hinton、8)は2015年9月15日、裏庭で遊んでいる最中に身体の58%に重度の火傷を負った。祖母が午後4時頃、掃き集めた落ち葉を焚き火場で燃やしていたところ、近くにあったガス缶が爆発したのだった。
母エイミーさん(Amy)は「義母が振り向いた時、エミリーはすでに火だるまだったそうです」と明かし、当時のことをこのように語った。
「義母はエミリーを抱き上げて火を消そうとしましたが失敗し、娘を地面に置いて転がしたのです。そして消火後、娘はヘリで病院に搬送されましたが、意識を回復するまでに二度の心停止を起こし、蘇生されたのです。」
こうして奇跡的に助かったエミリーちゃんだが、事故から7か月間は帰宅できず、皮膚移植などのつらい手術に耐えてきた。
エイミーさんはこれまでのことを「娘が危機を乗り越えるたびに『なんて強いのだろう』と誇りに思い、神に感謝してきました」と胸のうちを吐露し、