4月から6月頃のテキサス州北部、オクラホマ州、カンザス州にかけての地域は、気温が急激に上昇し、雷や雹(ひょう)を伴ったり、ときには竜巻も起きる暴風雨に頻繁に見舞われる。このたびテキサス州ダラス郊外の町サンガー(Sanger)で、「マスクメロン」ほどの巨大な雹が降ったとして天気ニュースサイトなどで大騒ぎになった。米ニュースメディア『CBS News』などが伝えている。
例年この時期に暴風雨が多発する北テキサスだが、今年はいつもと少し様子が違った。テキサス州フォートワースにあるアメリカ国立気象局・気象予報オフィス(National Weather Service Fort Worth/Dallas Weather Forecast Office)の発表によると、現地時間6月10日から15日までの6日間に249件の雹(ひょう)の報告があり、毎日このエリアで雹が降ったというのだ。それも人体や建物などに被害をもたらすほどの大きさだった。
10日の暴風雨でダラスから車で1時間ほど南下した地域に降った雹は、最大でテニスボールサイズ(直径約6.4センチ)だったと報告があった。翌11日は、最高気温が摂氏37度に達する暑い日で、夕方から嵐が発生しダラス=フォートワース都市圏一帯に雹が降った。この日、報告があった最大の雹は直径約10.8センチで、グレープフルーツと同等の大きさだった。
テキサス州北部の悪天候はおさまらず、12日にはダラス周辺の広範囲で「スーパーセル」と呼ばれる非常に激しい雷雨が発生し、ほとんどの場所で雹が降った。最大で直径約12.7センチの雹が報告されたそうだ。
13日にも北テキサスの広い範囲で雹が降り、直径約6.4センチの雹が観測された。また14日も午後遅くから夕方にかけて激しい嵐が複数回発生し、ダラスの東の地域でソフトボールサイズの雹が降った。
15日は非常に大きなサイズの雹を伴う激しい嵐と突風が起こる予報が出ており、さらにいくつかの竜巻が発生する可能性もあった。暴風雨はオクラホマ州から南東に移動しながら、大規模な雹被害を引き起こす強風をもたらし、