野生のワニに襲われて死亡するという痛ましい事故が度々報じられているが、カンボジアのある男性は自ら飼育していた40匹のワニに襲われて命を落とした。この男性が経営していたワニの養殖場は、以前から地元住民に閉鎖を求められていたという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
世界遺産のアンコールワットで有名なカンボジア西北部のシェムリアップ州で現地時間26日の午前6時頃、ワニの養殖場を経営するルアン・ナムさん(Luan Nam、72)がワニの囲いの中に転落し、40匹ものワニに襲われて亡くなった。
カンボジアのニュースメディア『Troryorng Media』によると、ルアンさんは毎朝、ワニの様子を確認するために養殖場を訪れていたそうだ。事故当日の朝もいつも通り、囲いの中のワニの様子を上の通路から見ていた。その際、ルアンさんは囲いの檻の中で卵を産んだワニを竹竿を使って檻の外へ移そうと試みた。
シェムリアップ州警察の署長であるメヴ・サヴリー氏(Mev Savry)は、