イスラエルのテルアビブ地区に住む少年のTikTokが、アカウント開設から約3か月で13万人以上のフォロワーを獲得して注目の的になっている。彼はスポーツ番組「ニンジャ・ウォリアー・イスラエル5(イスラエル版SASUKE)」のための練習風景を公開し、その超人的なトレーニングの動画が数千万回以上も再生されているという。イスラエルのニュースエンタメサイト『MAKO』などが伝えた。
高校生のシュニオール・サメアフ君(Shneor Sameach、16)は、今年1月8日から4月3日まで数回に分けてイスラエルのテレビ局「ケシェット12(Keshet12)」で放映された「ニンジャ・ウォリアー・イスラエル5」に初出場。放映開始時には無名の若い挑戦者でしかなかったが、予選からスピード感のある動きで順調にステージをクリアしていくと、一躍有名になった。
ユダヤ教の中でも厳格な戒律を守る「超正統派」の家庭に生まれたシュニオール君は、2年前まではスポーツとは全く無縁で、宗教学校のイェシーバーで学ぶ少年だった。しかし今は、ニンジャ・ウォリアー出場を目的としたジムでトレーニングをするために信仰を捨て、親元を離れて暮らしている。学校には週に3日しか通わないが、集中して学習することでトレーニングの時間を確保しているそうだ。週に9回というハイペースで厳しいトレーニングメニューをこなし、毎晩400グラムの鶏の胸肉、米、大盛りのサラダを欠かさず食べるようにしているという。
何ともストイックな生活だが、ごく普通の思春期の少年らしい面もあり、