犬が運転しているかのような写真が撮れてしまった。車はルノー・トゥインゴと思わしき小型車であり、狭い車内で起きたハプニングだったようだ。拡大写真を見ると、犬の後ろにはシートベルトを締めた男性が座っていることが確認できる。
このドライバーは超加速度11キロの速度違反で、通常であれば50ユーロ(約7510円)の罰金が科されるが、警察が違反者を特定できないため罰金を科すことができないという。同署広報担当のジーモン・ロット氏(Simon Rott)は「このドライバーは、本当にラッキーだと思いますよ」と独ニュースメディア『Frankfurter Rundschau』にコメントした。またドイツでは、犬は貨物として認識されるため、大型犬はシートベルトをしっかり締め、小型犬の場合にはケージなどに入れて車にのせるように注意喚起している。
絶妙なタイミングで撮影されたこの写真はネット上で話題を呼んでおり、「大型犬を小さい車にのせるとこうなるよね」「なんてラッキーなドライバーなんだ」「面白すぎるよ!」「飼い主の顔を隠して罰金を逃れるなんて、とても良い子だ」「最高の愛犬だね」など笑いの声が多数寄せられた。
なお昨年3月にもドイツで同様のケースが発生しており、届いた交通違反通知に掲載されていたオービスの写真に愛犬の姿が写っていたという男性が注目を集めていた。この男性は何らかの方法で車両を特定されてしまったようで、しっかりと罰金を支払ったそうだ。
画像は『The Dodo 2023年4月30日付「Traffic Cam Catches Speeding Car With Someone Unexpected Behind The Wheel」(BONN POLICE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)