海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】全身が真っ白な珍しいカンガルーの群れ 誕生の確率は10万分の1(豪)

今では群れを成すほど白いカンガルーが同保護区内に生息している。

アンマリーさんは「カンガルー達は55エーカー(東京ドーム約5個分)の敷地内を自由に移動し、野生で生きるのと変わらない生活を送っています。白いカンガルーは野生で生き延びるのが難しく、野生に戻るためのリハビリも上手くいかないのです」と白いカンガルーの厳しい現実を説明した。

アンマリーさんは白いカンガルー達はアルビノであると考えているが、一部の専門家はアルビノによく似た白変種の可能性もあると指摘している。アルビノは遺伝子の欠損が原因でメラニン色素を生成することができず白い個体となり、その影響で目が黒ではなく赤になるのが特徴だ。一方で白変種はメラニン色素を生成することは可能だが、その量が少ないため全体的に白い個体となりやすいが、目は通常の色をしていて黒いのだという。たしかに同自然保護区の白いカンガルーたちの目は黒いように見える。

全米野生生物連盟(National Wildlife Federation)によるとアルビノが発現するのは非常に珍しく、通常は両親が変異した遺伝子を持っている場合にのみ発現するという。哺乳類全体の確率としては、1万回の出産のうち1回の割合でアルビノが発現するとされている。カンガルーの場合は白変種が特に珍しいといい、哺乳類学者のマーク・エルドリッジさん(Mark Eldridge)は白いカンガルー(白変種やアルビノ)は5~10万頭に1頭の確率になると述べている。

アンマリーさんが撮影した白いカンガルーが写った写真を見た人々からは、「こんなにたくさん白いカンガルーがいるなんて驚きだ」「いつか実際に見てみたいね」「なんて美しいんだ」「群れでいるアルビノのカンガルーは見たことがないよ」など驚きのコメントが多数寄せられた。

なお今回は自然保護区で生活するカンガルーだったが、昨年4月には豪クイーンズランド州にて白変種の野生のカンガルーが草原で目撃され話題を呼んでいた。

画像は『Panorama Garden Estate 2023年3月5日付Facebook「The mob.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

全身が真っ白なカンガルー達(画像は『Panorama Garden Estate 2023年3月5日付Facebook「The mob.」』のスクリーンショット)

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