「私がカミングアウトをするのを手伝ってください。私のママは隣にいて、パパは3階のセクション41にいます」と読み上げた。そして「手伝ってあげられそうな気がするよ」と伝えたのだ。
ハリーは「Love On Tour」の開催中、2021年の米ミルウォーキーでの公演や、2022年6月に英ロンドンのウェンブリースタジアムで公演中にもファンがカミングアウトをするのをステージから手伝ったことがある。そこでハリーは、フォーヴさんに向けて「Love On Tourのカミングアウトのプロセスをやって欲しい?」と尋ねた。
続けて「これをダウンアンダー(オーストラリアの別称)でやるのは初めてだから、覚悟してくれ。すべてがひっくり返るからね!」と呼びかけると、バンドがディスコ風の音楽を演奏スタート。ハリーはフォーヴさんに「この音楽で良いかな? この機会に合っている?」と聞いた。そして「レッツゴー! レッツゴー!」と音楽に合わせて叫びながら、両手を上げて会場を盛り上げ始めた。
曲の山場を迎えるとステージ上で振り返り、「フォーヴがカミングアウトした! ついにやったよ!」と正式に発表。そして「君は自由の天国に昇るんだ、フォーヴ。楽しんでくれ!」と大きな声で叫んだ。
そんなハリーは今月3日にシドニーのアコー・スタジアムで公演した際にも、ファンからのカミングアウトの要望を手伝った。
SNSで共有された動画によると、観客席にいたアサルさん(Asal)という女性が「私の家族全員がここに来ています。カミングアウトするのを手伝って」と書いたプラカードを掲げていた。
するとハリーはまたしてもショーを中断し、バンドにカミングアウト用の音楽を演奏するよう頼んだ。そしてLGBTQ+のシンボルであるレインボー柄の旗を振りながらダンスをして会場を盛り上げると、最後に旗を置いてアサルさんが正式にカミングアウトしたことを発表した。
この後ハリーは、アサルさんに向けて「自由だ。君に雨を降り注がせてくれ。まるで大きなゲイのシャワーのように。おめでとう!」と祝福の言葉を捧げた。
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画像は『Harry Styles HQ 2022年5月12日付Instagram「Harry Styles x Zane Lowe.」』『Accor Stadium 2023年3月3日付Instagram「A night to remember as Harry Styles wowed Sydney on a GOLDEN evening at #AccorStadium.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)