行方不明になってから約8か月後、夫の遺体を妻が自宅で発見した。警察は少なくとも2度、夫妻の自宅の捜索をしていながら男性の発見には至らず、遺体はミイラ化していたという。3児の父だった男性の悲劇を、英ネットメディア『The Sun』などが伝えた。
米イリノイ州マディソン郡トロイに住むジェニファー・メイジさん(Jennifer Maedge)は昨年4月27日午後、地元警察に夫リチャードさん(Richard、53)の行方不明届を提出した。
ジェニファーさんがリチャードさんと最後に話をしたのは前日のことで、電話で「今日は仕事を早く上がる」と伝えてきたという。しかしジェニファーさんが帰宅すると、車が外に駐車してあるにもかかわらず夫の姿は見当たらなかった。
リチャードさんは鍵類や貴重品などを自宅に残しており、ジェニファーさんは自宅を調べにやって来た警察官に「耐え難い臭いがする」と訴えていたが、夫が発見されることはなかった。
マディソン郡の副主任検視官ケリー・ロジャース氏(Kelly Rogers)によると、地元警察は夫妻の家について「まるでゴミ屋敷のようだった。捜索中には下水のような悪臭がしていた」と説明したそうで、のちに同警察は「ゴミ山の中での行方不明者の捜索は困難を極めた」とも明かしていた。
その後、異臭は近隣にも広まってしまい、ジェニファーさんは警察にもう一度自宅を捜索してもらったものの、夫は見つからないままだった。
しかし悪臭に頭を痛めたジェニファーさんは、