このほどイギリスで、5歳にして成人女性とほぼ同じ体重の女児が関心を集めている。女児は希な遺伝子疾患により、満腹を感じることができないため、常に食べたがるという。米メディア『New York Post』などが伝えている。
英ウェールズ、ニューポート在住のホリー・ウイリアムズさん(Holly Williams、25)にはハーロウちゃん(Harlow)という名前の娘がいる。彼女はまだ5歳というのに既に体重が98ポンド(約44.5キロ)もあり、希な遺伝子疾患である「プラダー・ウィリー症候群(PWS)」という病気を抱えていた。
米メイヨー・クリニックによると、PWSは約3万人の出生に対して1人の割合で発症するそうだ。PWSは15番染色体の欠失が原因とされ、公益財団法人「難病医学研究財団/難病情報センター」によると、この疾患は発達遅滞、筋緊張低下、特異な性格障害や行動異常などの神経学的な異常が見られるとのことだ。
また症状としては3~4歳頃から過食傾向が見られ、肥満に低身長といった特徴があるという。ハーロウちゃんも、この症状のせいで肥満体型となり、充分な食事を摂っても満腹感を得る事ができず、いつも空腹を埋めるためにホリーさんの目を盗んでは食べ物を探して食べ続けてしまうそうだ。
そのためホリーさんは、