ヨアキム王子、マリー妃、4人の子供達はショックを受け、悲しみ、動揺したそうだ。アレクサンドラ伯爵夫人は、王子夫妻の気持ちを代弁して「子供達が王室から疎外されたと感じている」と述べていた。その後、女王は称号剥奪の決定を説明するとともに謝罪の声明を発表し、孫達家族がいかに大切な存在であるかを伝えている。
称号剥奪の発表から数日後、ヨアキム王子夫妻は『B.T.』のインタビューで王室内のコミュニケーションが完全に崩壊していることを明かし、女王から連絡がないことで「女王との関係が複雑になっている」と吐露。しかし夫妻は王室を離脱する予定はないことを強調し、マリー妃は「王室に対して“疑心暗鬼”になったことは一度もありません。誰も疑っていないことを願うわ」と語った。
またヨアキム王子は、自身の役割について「それぞれの立場でデンマーク王室の利益を考え、デンマーク王室を代表する存在であること、それが私達の仕事である」と述べていた。
なお『B.T.』との最近のインタビューで、ヨアキム王子は王室とのさらなる話し合いの結果、コミュニケーション不足だったことをあげ「今は正しい方向に進んでいる」と王室との関係が改善されていることを明かしている。
称号を剥奪される4人の子供達は、王室や大人の事情を理解するには少し時間がかかるかもしれないが、ヨアキム王子夫妻、デンマーク王室は君主制のスリム化に向けて新たな道へと歩み出している。
画像4、5枚目は『DET DANSKE KONGEHUS 2022年11月25日付Instagram「Den årlige julebasar i Den Danske Kirke Frederikskirken i Paris samler hvert år byens danskere til julehygge」、2022年4月30日付Instagram「Spadserende fra Kancellihuset ankom dagens konfirmand」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)