米アラバマ州在住の女性は今年9月、2年前にがんで亡くなった娘が携帯電話に残したメッセージ動画を発見した。それは一人っ子だった娘がこれから誕生するであろうきょうだいに宛てたもので、女性がTikTokで動画をシェアしたところ多くの人の心を揺さぶり拡散した。
アラバマ州に住むラクレティアさん(Lacretia)とダスティン・リーカバークさん(Dustin Riekeberg)の一人娘、デスティニーちゃん(Destiny)は2020年1月7日、肝臓にできる悪性腫瘍「肝芽腫」と診断された。2019年のクリスマス休暇に体調を崩し、同州のバーミンガム小児病院で検査を受けて病気が判明、必死の闘いを続けたものの約8か月後の9月17日に9歳で亡くなった。
それから約2年後のことだった。両親はデスティニーちゃんの携帯電話の中にこれから誕生するであろう妹、または弟に向けて「幸せでいて欲しい…」と語りかける約2分間のメッセージ動画が残されているのを見つけ、言葉を失った。
ラクレティアさんはそれまで娘を亡くした寂しさや病気についてTikTokでシェアしており、この動画を「天国の天使からの言葉」として紹介したところ、多くの人から反響があったのだった。
約2分間の動画はデスティニーちゃんのこんな言葉で始まる。
「私はまだ小さいから、私の妹か弟が大きくなったらこの動画を見て欲しい。」
そして「私は完璧でないし、あなたもそうよ」と語ると、