戦争で命を失った親族に敬意を表しているとの説も囁かれている。
キャサリン皇太子妃の曾祖母オリーブ・ミドルトンさんの3人の兄弟は第一次世界大戦で戦死している。キャサリン妃(当時)が2018年に「帝国戦争博物館(Imperial War Museum)」を訪れた際には、先祖が書いた手紙を鑑賞していた。
式典でバルコニーに登場した皇太子妃は、黒いタイトなコートを着て、同色の広いつばの帽子を被り手袋をつけていた。全身黒の装いに合わせたのは、故ダイアナ妃が所有したダイヤモンドとパールのドロップイヤリングだった。
故ダイアナ妃はこのイヤリングを愛用しており、1990年11月に天皇陛下の即位宣言儀式「即位礼正殿の儀」に出席するための来日時や、1991年のパキスタン訪問やロンドンの「ロイヤル・アルバートホール」のコンサート、1992年のブダペスト訪問や韓国でのイベント、さらに1994年にパリのベルサイユ宮殿での祝宴などさまざまな場面で着用していた。
キャサリン皇太子妃は、今年6月に開催した競馬レース「ロイヤルアスコット」にサプライズ登場した時にも、このイヤリングを着用していた。
「リメンバランス・サンデー」の式典では、花輪献上後にロンドン司教による礼拝が行われた。厳かな雰囲気の中、バルコニーに立つ皇太子妃とカミラ王妃が、お互いを見つめて微笑み合う場面も見られた。
UK falls silent on Remembrance Sunday as the King leads the nation in honouring servicemen and women who died in past conflictshttps://t.co/a8KuGMochy pic.twitter.com/N649FuUsfG
— BBC News (UK) (@BBCNews) November 13, 2022
画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年11月13日付Instagram「At the #RemembranceSunday Service this morning,」』『The Royal Family 2022年11月13日付Instagram「At the going down of the sun and in the morning」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)