警察官と行動をともにする警察犬は常に危険と隣り合わせの日々だが、このほどアメリカの警察が公開した強盗犯を追い詰める警察犬と警察官の映像が人々に衝撃を与えている。強盗犯は襲ってきた警察犬の頭に銃口を向けた途端、警察官にその場で射殺されてしまった。しかしSNSでは、警察犬の命が救われたことに多くのユーザーが安堵したようだ。『New York Post』『Arizona Daily Star: Tucson.com』などが伝えている。
米アリゾナ州ピマ郡の「ピマ地域緊急事態対応チーム(Pima Regional Critical Incident Team)」が現地時間9月23日、強盗犯を追う警察官の映像を公開したところ多くの関心を集めた。映像は今年の8月25日に警察のボディカメラが記録したもので、当時ツーソン警察のSWAT隊員が住居侵入と銀行強盗の容疑で指名手配されていたフランシスコ・ハヴィエル・ガラルザ(Francisco Javier Galarza、49)を追っていた。
映像には、コンビニエンスストアから出て来たフランシスコを待ち伏せしていた隊員が銃を構えて「ひざまずけ!」と叫んでいる様子が捉えられている。だがフランシスコはこれに従わず、黒いバッグから銃を取り出して逃走しようとした。しかしすぐさま放たれた警察犬の“キロ(Kiro)”によって彼は地面に押し倒された。
キロに脚を噛まれ身動きが取れないフランシスコは、逃れるために手に持っていた銃をキロの頭に向けて発砲しようとした。キロはそのまま撃たれてしまうのではないかと思われたが次の瞬間、