次のような誕生日を祝福するメッセージが多数寄せられた。
「クリスチャン王子殿下、17歳おめでとうございます。ハンサムな青年。」
「ハッピーバースデー。私達のハンサムな王子。」
「とってもハンサムな将来の王クリスチャン王子、17歳のお誕生日おめでとう。」
「なんて素敵な写真なんだろう。お誕生日おめでとう。」
クリスチャン王子の誕生日は、デンマーク王室にとって激動の時期にやってきたと言える。先月末、祖母のマルグレーテ女王が次男ヨアキム王子(53)の4人の子供達から王子と王女の称号を剥奪すると発表し、衝撃が走った。
ニコライ王子(23)、フェリックス王子(20)、ヘンリック王子(13)、アテナ王女(10)の女王の4人の孫達は2023年1月1日以降、王子、王女の称号を取り消し、モンペザ伯爵またはモンペザ伯爵夫人と呼ばれることになる。なお現在の王位継承権について第7位のニコライ王子から第10位のアテナ王女までの継承順位を4人が維持している。
マルグレーテ女王は「称号の剥奪については以前から考えており、孫達の最善を考えて決定した」と主張しているが、子供達の父親であるヨアキム王子は複数のインタビューで、この女王の決定には「動揺している」と報道陣に話していた。
ヨアキム王子は宮殿の発表を「5日前に知らされた」と述べ、妻のマリー妃も「この変化について家族で話し合う時間があればよかった」と語った。ヨアキム王子は、最初の妻アレクサンドラさんとの間に息子のニコライ王子とフェリックス王子をもうけ、2008年に再婚したマリー妃との間にヘンリック王子とアテナ王女が誕生している。
ヨアキム王子の兄であるフレデリック皇太子とメアリー皇太子妃との間には、クリスチャン王子(17)、イサベラ王女(15)、双子のヴィンセント王子(11)とヨセフィーネ王女(11)の4人の子供がおり、彼らは称号剥奪の対象とはなっていない。
称号剥奪の発表から5日後の10月3日、マルグレーテ女王はこの発表がヨアキム王子と彼の家族に与える影響を甘く見ていたとし、傷付けたことを謝罪する声明を発表した。しかし女王は、難しい決断であったとしつつも「王政の将来性を確保するために必要なものであり固守する」と述べた。
画像は『DET DANSKE KONGEHUS 2021年10月15日付Instagram「Hans Kongelige Højhed Prins Christian har fødselsdag og fylder i dag 16 år」、2022年10月15日付Instagram「Hans Kongelige Højhed Prins Christian kan i dag fejre sin 17-års fødselsdag」、2022年9月2日付Instagram「Sommertogt til Frederiksberg Kommune」、2022年2月5日付Instagram「I morgen fylder Hendes Kongelige Højhed Kronprinsessen 50 år」、2022年4月30日付Instagram「Spadserende fra Kancellihuset ankom dagens konfirmand」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)