アメリカ在住のある家族は、70年以上にわたってウエディングドレスを受け継ぐという特別な伝統を守ってきた。これまで8人の花嫁が着たそのドレスは、今から72年前に100ドルほどで購入したものだという。今年8月に執り行われた挙式で、花嫁は「72年間大切に保管されてきたドレスを着ることができて、とても幸せで光栄に思っています」と語っている。『Good Morning America』などが伝えた。
アメリカ在住のセリーナ・ストーンバーグさん(Serena Stoneberg)は今年8月、シカゴのエベニーザー・ルーテル教会で夫となるクリス・リパリさん(Chris Lipari)と結婚式を挙げた。
その教会は彼女の亡き祖母アデル・ラーソンさん(Adele Larson)が72年前に挙式した場所で、セリーナさんはアデルさんが着用したウエディングドレスを纏ったという。
これまで8人の花嫁が着用したという伝統的なドレスは、当時のアデルさんがシカゴのマーシャル・フィールズ百貨店(現在はメイシーズのステートストリート店)で約100ドル(約14300円/2022年9月16日現在)で購入したものだった。
時を遡ること1950年9月16日、ラーソン家の長女アデルさんはロイ・ストーンバーグさん(Roy Stoneberg)との結婚式で初めてこのドレスを着た。
それから3年後の1953年6月には、次女エレノアさん(Eleanor)がジョン・ミルトンさん(John Milton)と結婚する際に同じドレスを着用した。
そして1969年5月、三女シャロンさん(Sharon、77)もジョン・フランクさん(John Frank)と結婚したが、