今月8日、体が半分以上も土に埋まり動けなくなっていた犬を救助したというニュースがトルコより届いた。スコップで土をかき出して犬を助けると、近くに生後間もない子犬たちも埋まっていることが判明した。残念ながら8匹の子犬のうち1匹は命を落としてしまったが、無事に救出された母犬と子犬たちは現在近くのリンゴ園が世話をしているという。『The Dodo』などが伝えている。
トルコのカイセリ県デヴェリ地区にあるリンゴ園で今月8日、警備員のマフムト・アシールさん(Mahmut Aşir)が農園を見回っていると、助けを求めるような悲痛な犬の鳴き声が聞こえてきた。鳴き声のする方へ向かってみると空き地に作っていた仮設住宅の近くに地面に埋まっている犬の姿を発見し、1人では助けられないと判断したマフムトさんはリンゴ園の別の場所で働いていた獣医のソナー・ビュユメスさん(Soner Büyümez)に助けを求めた。ソナーさんは「その場所では土砂崩れが発生しており、犬の頭だけが地面から出ている状態でした」と当時の犬の様子を明かした。
犬は必死に吠えていたそうで、ソナーさんはすぐにスコップを使って犬の周囲の土をかき出し始めた。「犬はかなり興奮した状態でした」とソナーさんは振り返っているが、救出当時の様子を捉えた動画には地面に体が埋まりながらも大人しく救助を待つ犬の姿が映っているものの、時折ソナーさんに向かって何度も吠えていた。
最初は体を動かせない状態に混乱しているせいかと思ったが、必死に吠えていた理由はそれだけではなかった。ソナーさんが犬の周囲を掘り進めていると、