牧場の様子を動画撮影するブリーダーと、その撮影に参加しすぎている動物たちのやり取りがTikTokで人気を集めている。撮影者は動物たちに邪魔をしないように説得するも、動物たちは無邪気な様子で撮影を妨害しているのだ。これらの動画は多いもので1100万回以上も再生されており、その人気を受けて動物たちに関連したショッピングサイトも開設される予定だ。『Ouest-France』などが伝えた。
TikTokで“参加型”すぎる動物たちの動画を投稿しているのは、米フロリダ州にある牧場「Knuckle Bump Farms」でブリーダーをしているテイラー・ブレイクさん(Taylor Blake)だ。29歳のテイラーさんは、農場での日常生活や動物に関する知識を共有するために、2022年1月からTikTokに動画を投稿し始めた。しかし牧場の動物たち全員が動画撮影に協力的というわけではない。テイラーさんの撮影はエミューや鹿によって中断されてしまう。これらの動画はTikTokで話題になっており、中には1100万回以上の再生回数を記録したものもある。
牧場の動物たちの中でも、特に問題児なのがエミューの“エマニュエル(Emmanuel)”だ。ダチョウに次いで世界で2番目に大きい鳥であるエミューだが、もともと産卵期を除いて人間に友好的で、好奇心旺盛な性格という。2015年からこの牧場で暮らしているエマニュエルは、その好奇心旺盛な性格のためか動画撮影に“参加”しすぎており、テイラーさんをいつも呆れさせている。
ある動画では、牛について解説しようとするテイラーさんだったが、カメラが回って間もなくエマニュエルが撮影現場に乱入してくる。テイラーさんは「エマニュエル、やめなさい(Emmanuel, don’t do it)」と大変な剣幕だが、